top of page

世界50選にも選ばれた『万能オイル』~ギー(Ghee)の効果、作り方~

世界最古の伝統予防医学であるアーユルヴェーダ。

母なる存在で、わたしたちが健康に、そして幸福に過ごすすべを教えてくれています。


そのアーユルヴェーダがお勧めしている油の1つが、ギーオイル。

数年前にモデルさんが愛用しているとSNSで発信すると、瞬く間に流行りだしたことがあったので、ギーオイルという言葉は耳にしたことがある方も多いのでは。


油は太るからと敬遠する方が多いですが、良質なオイルはある程度とってあげた方が、アンチエイジング効果が期待できます。

今回は、良質なオイル、ギーについてご紹介していきますね。




【ギーオイルの効果】

アメリカのTIMES誌で『最も健康な食品50』に選出されたこともある、世界的にも有名なオイルです。

インドを中心とした南アジアで古くから作られている乳脂肪製品で、

ギーは、牛乳や水牛の乳、無塩バターなどを煮詰め、余分な水分やたんぱく質を取り除いた、純粋な乳脂肪分。

酸化しにくい性質で、バターは冷蔵庫で保存しなくてはならないのに対して、ギーオイルは常温保存で3か月~1年と長期間持ちます。


栄養豊富

消化のしやすさ、ビタミンの豊富さ、不純物のなさが際立っています。

特にビタミンA、Eが豊富で、腸内環境を整え、お肌や髪の質を向上させてくれる効果が期待されます。


太りにくい体に

コレステロールの上昇を抑え、善玉コレステロールを上げ、悪玉コレステロールを下げる効果が期待できます。

中鎖脂肪酸を多く含んでいるので、すぐにエネルギーに変換され、内蔵脂肪になりにくい性質です。



ギーオイルは市販で販売されていて、気軽に手にすることができますが、簡単に自家製ギーを作ることもできます。

それにコストパフォーマンスも手作りの方が断然いい。

とっても簡単に作れて、一度作ると保存がきくので、手作りがお勧めです。



【ギーの作り方】


材料 無塩バター

1、バターを鍋に入れ火をかけ中火で焦がさないように溶かす。

2、そのまま水分を飛ばしていくと表面に白く細かい泡ができてくる。

3、白い泡が収まるとパチパチと水分が蒸発する音がきこえる。透明な大きな泡ができてきたら、

  弱火にする。

4、泡と音と色の変化をよく観察する。


5、大きなあわがつながりはじける。細かい泡が白くなり音が静かになる。



6、泡を寄せるとバターは透き通おった金色になり、鍋底に茶色いカスが沈殿しているのがみえる

7、より香りがしたら火を止め、キッチンペーパーやコーヒーフィルターで漉す。




【睡眠の質を上げるゴールデンミルク】

ギーオイルは、炒めものを作るときの油の変わりに使ったり、ポトフなどに入れてコクをだしたり、常備しておくと、様々な料理に使えて便利。


ギーオイルで、一番お勧めなのは、ゴールデンミルク。

温めた牛乳にギーオイルをスプーン1杯分、ハチミツ、ターメリックを入れたドリンク。

ほんのり甘くて美味しいうえ、なかなか寝付けない時に飲むとぐっすり眠れ、熟睡でき、睡眠の質を上げてくれます。


【美容オイルとしても】

ギーオイルは、食べるだけでなく、美容オイルとしても使うことができます。

乾燥が気になる肌や唇などにすりこむように塗ると、皮膚がしっとりしてきます。

アーユルヴェーダのトリートメントで、ネトラバスティという目の施術がありますが、その施術もこのギーオイルが使われています。


【天然で万能な美容オイル】

トリートメントにも料理にも万能な天然の美容オイル、ギー

何千年も前からアーユルヴェーダでは利用されていたといわれています

乾燥が気になりだすこの時期、是非一度作ってみてください。

アーユルヴェーダの叡智が、みなさんが健康で美しく生きる助けになれば嬉しいです。



 

鈴木まり

幼少期から続いた喘息、アレルギー体質を克服しようと15年程前からヨガを始める。体質改善を助けてくれた植物療法、ヨガ、アーユルヴェーダ、ピラティスで一人でも多く、健康で輝き、本来の自分らしく生きる人が増えてほしいとBody care salon USASにて千葉を中心に普及に努めている。

Comments


bottom of page