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【自分が可愛くあるために】怒りを鎮める3つのステップ

自分の顔を鏡で見ていますか?


鏡で自分のことを見るのは身だしなみを整えるときくらいでしょうか。

それ以外の時に鏡を見ることって少ないですよね。


一説によると半数近くの人は1日に鏡を見る回数が1〜3回ほどだそうです。

可愛く、かっこよく、人にはよく見られていたいのは人間の性なのに意外と自分の顔を見ていないのです。

想像してみましょう。怒っている時の自分の顔って可愛くないです。


人は笑っている時の顔が長ければ長いほど美しくなるものです。

さて、怒りが心に現れた時はどのように沈めて可愛い顔に戻していくのでしょう?



「意識的な呼吸」が怒っているときに1番はじめにすること


まず怒っていることに気づいたら意識的な呼吸を行います。

身体が空気の入れ替えを行なっていることに気づきます。

空気が身体の内部に届いていくのを感じていきます。

怒りを感じると心拍数や血圧が上昇。呼吸数はそれに伴って回数が増えてせかせかと浅い呼吸になります。


その状態は自律神経が乱れている状態にあたります。

自律神経の調和に導くために人が持っている随意的な機能は呼吸だけなのです。

心臓を優しく撫でたり、血管を手で広げたりするようなことはできないので、

呼吸がパイプのような役割を持って心拍数や血圧を鎮めてくれます。



「鏡を見る」ことが怒っているときに2番目にすること


意識的な呼吸ができたら鏡を見ます。

怒っている時には人に見せられるような顔をしていないことがほとんどです。

顔は力み、眉間にしわがよって、唇を噛み締め、顔は赤くなっているかもしれません。

その自分を目で確かめることは自分のことを理解する上で大きな助けになります。


怒っている時の自分の表情に「気づく」ことができれば、変わりたい気持ちが生まれると思うのです。

いつも可愛いお洋服を着たりお化粧をしたり、かっこよく髪の毛をセットしたり、運動をして身体を引き締めたりして、自身をよりよくしようとしている方はそれと反対の方向に顔の方向が向いていることに気づくと思うのです。

「気づき」は自分をよりよくしていく上で必須項目なので、こうして物理的に情報を得る手段を取ることはとっても効果的です。



「自分との対話」が怒っている時に3番目にすること


自分の顔がなんとなく穏やかな顔、もしくは無表情くらいになってきたら自分に問いかけをします。

 ・なんで怒りが生まれた?

 ・何が満たされていない?

 ・何を求めている?


例えば、上司からの仕事を振られる量が多いことに腹を立てているとしましょう。

 ・なんで怒りが生まれた?

   →定時を過ぎているのに仕事を任されたから

 ・何が満たされていない?

   →時間通りに仕事を終えて、家に帰って休みたい

 ・何を求めている?

   →時間に正確な勤務体系


これが分析できたならば「定時を過ぎた後の仕事は避けたい」と上司に相談するか、勤務先を変えるか解決の選択肢が見えてきますよね。

他にも浮かぶことがあると思います。

解決の策を自分で想像できれば、策を打つも打たないも自己責任なのです。

自分がその現象を解消したいならば解決する方向に行動しますし、今の場所でい続けるためにはステップ2までの方法で怒りを鎮める練習を繰り返します。



実はこのステップが瞑想の一種


瞑想は無の境地というイメージを持つ方も多いと思いますが、実はそれだけではありません。

自分の思考を深掘りしたり、心との対話を紙に書き起こしたりことも瞑想の一つなのです。

この種の瞑想は有の瞑想と表現され、自分の頭・心・肉体は「今どんな状態であるのか?」を知り、言動から心を変えていきます。

それがよりよく、生きやすく、自分の機嫌を取るツールの1つなのです。


出典:

・大日本住友製薬健康情報サイト

・「怒り 心の炎の沈め方」 ティク・ナット・ハン著


 

植田マミ

奈良県出身、東京都在住、金融機関での会社員経験を経て現在【ゆるゆるの心身に誘うヨガ講師】として活動をしている。親しみやすい人柄と誰にでもわかりやすい言葉のヨガ指導に定評がある。また、ゆったりとした性質や落ち着いた声を活かし、眠りの瞑想 ヨガニドラーセラピストとしてストレスフルな社会に生きる人へ癒しに気づく時間を伝えている。



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