MY SUSTAINABLE LIFE
Vol.1「SUSTAINABLE(サスティナブル)な社会とは」
「サスティナブルな社会」や「サスティナブルな企業」などという言葉を最近耳にする機会が増えてきました。なんとなく社会にとって良いことかなと、ヨガに親しまれている皆さんは感じているかもしれません。
実際にはこの「サスティナブル」を直訳すると「持続可能な」という意味で、「持続可能な社会」「持続可能な企業」となり、環境に配慮し、資源の無駄を省いていく社会や企業という意味になります。
2015年に国連が「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」、通称SDGs(
エスディージーズ)という2030年までに達成する目標を掲げました。
それは17の目標、169にもわたる具体的なターゲットから構成されていて、貧困問題、ジェンダー、気候変動についてなど多岐にわたります。
要は地球全体で、地球の為に取り組んでいこうという取り組みです。
内容が多岐にわたりますが、それを一企業一企業、私達一人一人が、小さな事から大きな事まで今まで目を背けてきたことに改めて目を向け、一つ一つ取り組んでいく事が大切です。
ヨガをしている私達なら、何ができるでしょう。例えばヨガをする時に使うマット、着るヨガウェア、飲む水は?食べるものは?そんな感じで、まずは身近なところから、楽しみながら取り組んでいくのはどうでしょう。今はたくさんの企業が私達一人一人にも簡単に取り組んでいけるよう、あらゆる提案をしてくれています。
例えばアパレル業界でのサスティナブルな取り組みとして、「動物の皮を使用しない」、「再生素材を使う」、「オーガニックコットン」、「古着の活用」、「リメイク」、「長く着られるもの」、「洗濯の仕方」などが例として挙げられます。
今まで「ファッション性」「金額」「ブランド」などを重視して服を選んできた私達の感覚に、新たに「サスティナブルであるか」という選択肢が増えました。そしてそれを重視している人達が増えてきています。
ヨガをしている私達はどうでしょう。元々ヨガ自体が「サスティナブルな」精神を持ち合わせています。ヨガ哲学でいうなら「アヒムサ(非暴力)」や、「アパリグラハ(貪らない)」など動物愛護や環境問題へ直結するような行いを日ごろから実践している方は多いはずです。ですからヨガウェアの業界では益々その動きは顕著です。
私達一人一人ができること、まずは今日着るヨガウェアをSDGsな取り組みに沿った、「サスティナブルな」一着にしていてみてはどうでしょう。
ヨガ&ハーブ講師 尾形弓子
ヨガがもたらす精神の浄化と、ハーブを使ったナチュラルライフで体が整っていく相乗効果で、自身の持病を克服した経験からその素晴らしさを伝え続けている。
「自分の身体にやさしいナチュラル生活」をする事が海や地球を守ることに繋がっていくという理念の元、「1ethical action project」を掲げ、その活動に尽力。すべてナチュラルな素材で作る「dhanu HOME MADE NATURAL COSUMETICS」の講座は、全国から肌トラブルを抱えた多くの人が学ぶ人気講座。ヨガのクラスでは体の細かい部分に意識を送り続けるマインドフルネス的要素を重んじたクラスに定評があり、「なりたい自分を叶えるヨガ」エクササイズとしてだけではないヨガの神髄を伝えている。
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